我が家のゴールデンレトリバーは、生後40日で迎え入れました。
小さくって、コロコロしていて、ふわふわ子犬がかわいくて、かわいくて家族全員がメロメロになりましたね〜。
しかし、食欲旺盛のはずのゴールデンパピーが一口、二口で食事を終えてしまうんです。
数日後には、下痢を伴い、次第に毛艶が悪く体重が減少していったのです。
結論を言いますと「コクシジウム症」に感染していたのです。
Contents
「コクシジウム症」とは、どんな病気?
子犬を飼う際は、気をつけていただきたい病気なので、お伝えさせていただきます。
コクシジウムとは、腸内に寄生虫で非常に小さいため顕微鏡で調べなければ見えない寄生虫。
かかりつけ医のドクターのわかりやすい説明によると、
コクシジウムは、腸壁、腸のひだを食べていくそうです。
腸壁を食べられていくわけですから、痛みもあるのではないか?と想像します。
コクシジウムに感染したわんちゃんの糞便には「オーシスト」という卵のようなものが排出されるそうですが、このオーシストを口から摂取することで感染するようです。
成犬にもコクシジウムを保有しているわんちゃんが少なくないといいます。
しかし、成犬では無症状なことが多く心配ないとのことでしたが、抵抗力が弱く、免疫力が弱い子犬に感染すると症状が悪化します。
抵抗力がなく、免疫力も弱い子犬には「コクシジウム症」の心配があるということです。
コクシジウム症の原因や症状
繰り返しますが、糞便内のオーシストを口から摂取することで感染します。
子犬は「食糞」をすることが少なくありません。
おそらく、ほとんどが食糞からの感染だと考えられます。
親犬が無症状のまま「コクシジウム」を保有することで、子犬がコクシジウムに感染する可能性が高くなります。
症状
- 下痢
- 食欲減退
- 脱水症状
- 体重減少
- 体が震える
- 元気がなくなる
- 粘液便
- 血便
- 微熱
- 吐き気た嘔吐
このような症状が数日続けば、「コクシジウム症」を疑って見ることが必要かと思います。
子犬のコクシジウム 感染経路は?
子犬の場合、散歩に行ったり、ドッグランで遊んだりということはありません。
となると、感染経路は「親犬」「犬舎」となりますね。
あくまでも我が家のゴールデンレトリバーの話ですが参考までに。
・親犬がコクシジウムに感染していた可能性が高い
・親犬の糞便を子犬が食べてしまった
・糞便からコクシジウムが体内に入り感染
そう、我が家のゴールデンには食糞する癖があったんですね。(癖というのかな?)
家に来てからも、食糞には手を焼かされました。
下痢をしていたので、便回数が多く、ちょっと目を話した隙に自分の排泄物を食べる(食糞する)といった感じでした。
自分の糞便からも、コクシジウムが増殖したのではないか?と考えられます。
我が家に来て間もない頃は
「排便→すぐに片付ける」の繰り返しでした。
(全ての子犬が食糞するわけではありません。先代はなかったです。)
ドクターには、ブリーダーさんの様子をかなり詳しく聞かれました。
今は、動物の管理方法が厳しくなっているためコクシジウムに感染する子犬は少なくなっているとのこと。
衛生状態があまり良くないのではないか?と。
「ブリーダーさんにコクシジウムに感染していたことをしっかりと伝えてください」ということを言われました。
↑こちらが当時の様子
痩せ細り、毛並みもガサガサになっています。
子犬のコクシジウム 治療方法
我が家のゴールデンは、他の子犬よりもコクシジウムの数がはるかに多いと顕微鏡で見せてもらったのですが、寄生虫がウヨウヨ、、、気持ち悪くなるほどの数でした。
これだけの寄生虫が、小さな小さな体内にいるのかと思うと涙が出てきました。
ご飯食べないはず・・
お腹も痛かったはず・・
下痢が辛かったはず・・
子犬なので、この子の免疫力と生命力にかかっています。
最悪、もしものことを覚悟されておいてください。
と告げられました。
あの時の衝撃と落胆、悲しみは今でも忘れられません。
先代犬を亡くし、ようやく迎え入れた待望のパピーだったのです。
なんと残酷な運命・・・そう感じずにはいれませんでした。
基本的に、コクシジウム症の治療法は薬投与にてわんちゃんの免疫力が向上するのを待つといった治療となります。
我が家の場合
- 注射
- 薬投与
- 食事療法(ヒルズ サイエンス・ダイエット チキンと野菜レシピ パピー 子犬用 ~12ヶ月)
こまめに受診しながら、薬を減らしながら食事の量を増やしていきました。
治療後は、少しずつ下痢も治り、食欲が出てご飯が食べられるようになっていきましたよ。
何事もなく無事に回復できたので今があります。
子犬のコクシジウム症は、決して侮れない病気だということを身に染みて感じました。
子犬【ゴールデンレトリバー】の選び方はこちら
まとめ コクシジウム症【子犬】
コクシジウムは、わんちゃんの免疫力が落ちた時に発症しやすいとされています。
ブリーダー宅、母犬た兄弟犬と離れて我が家にやってきたことでストレスなどを感じていたのでしょうか?
うちの子の場合、食欲不振と下痢を除いては、元気いっぱいだったんです。
よく遊ぶし、よく寝るし・・で、ストレスがあるとは考えられなかったのですが、環境の変化が免疫力を低下させたことは否定できませんよね。
当時の様子はこちら
この投稿をInstagramで見る
子犬を家に迎えて、上記のような症状が見られた場合は、速やかに専門医を受診されること、強く強くおすすめいたします!!
わんちゃんとの楽しい生活がスタートできますように。
ブログ村・わんころでい
わんころでいを応援してください!!
にほんブログ村