大阪大学工学部への進学を考えている皆さん、また進学が決まった皆さん。
特に地方の方などは、「どこに住んだらいいのだろうか?」「どこに住んでいる人が多いのだろうか?」と思っているのではないでしょうか?
そんな方達のために、今回阪大(はんだい)工学部生である私が、周りの学友たちがどんなところに住んでいるかをご紹介したいと思います。
Contents
大阪大学工学部のキャンパスについて
阪大に入学した学生は、一年生の間はどの学部に所属していても、豊中(とよなか)キャンパスに通わなければなりません。
そこで一般教養であったり、学部を超えた授業であったりを受講します。
2年生になったら、工学部に所属する学生は吹田(すいた)キャンパスに通うことになります。
(工学部の本拠地は吹田キャンパスです。)
2年生以降はずっとこの吹田キャンパスとなります。
また、サークルや部活などの活動は豊中キャンパスで行っているものが一番多いと思います。
もちろん吹田キャンパス、箕面(みのお)キャンパス(主に外国語学部の学生が通っています。)を拠点としたサークルや部活もありますよ!
したがって、阪大生の多くはキャンパスが変わること、自分の入りたい(もしくは入っている)サークルや部活のことを考えて住む場所を決めています。
関西圏内、大阪府、大阪府近郊の方について
関西圏内に住んでいる人は、ほとんどの学生が実家から通っています。
関西は電車(アクセス手段)がしっかりしているので、時間はかかるものの、実家から通うのはそう難しくはありません。
私の知っている限りでは、兵庫県、奈良県、滋賀県に住んでいる人で実家から通っている人がいます。
話を聞いてみたところ、一人暮らしをするのにかかる費用(家賃、光熱費、食費、通信費など)よりも大学に行くための定期の値段の方が安いそうです。
実家から通えないことはないのに、わざわざ高いお金を出して一人暮らししなくても…という考えのようです。
しかし、やはり片道1時間〜2時間、またはそれ以上かけて毎日登下校するのは大変です。
学校が忙しくなったり、キャンパスが変わったり、研究が始まったりしたら一人暮らしを始める予定だと言っている人も少なくありません。
関西圏内に実家がある学生で、一人暮らしをしている人もいます。
実家にも気軽に帰れて、一人暮らしも経験できていいですよね。
地方に住んでいる人
次に地方から大阪大学に進学してきた人たちについて紹介します。
(筆者も地方組です。)
もちろん、みなさん一人暮らしをしています。
住んでいるエリア(場所)としては主に、
・豊中キャンパス周辺
・吹田キャンパス周辺
が多いようです。
豊中キャンパス周辺に住んでいる人たちにその理由を聞いてみました。
「1年生の間は豊中キャンパス〜2年生からは吹田キャンパスの周辺へ」
自分の通うキャンパスに合わせて住む場所を変えるスタイルですね。
このスタイルは、どの学年になっても登下校がとても楽だと思います。
しかし、この場合、引越しを2回もしなければなりません。
かなりの費用がかかってしまうと思います。
「お金に余裕があって、なるべく楽に生活したい」という人にはいいかもしれませんが、物理的にあまりオススメはしません。
「2年生以降を考えて吹田キャンパスの周辺に住む」
筆者もこのタイプです。
では、1年生の間はどうやって通っているの?と思う方も多いでしょう。
時間、交通費も必要になりますからね・・・。
大阪大学にはキャンパス間を移動できる無料のシャトルバスがあります。(通称・再履バス)
本来は、授業の単位を落として、自分がその時通っているキャンパスとは別のキャンパスに授業を受けに行かなければならない(これを再履修といって、多くの学生は再履と略して言っています。)人が利用するためのバスです。
ですが、一人暮らしをしている人たちも使わせていただいてます。
ごくたまに遅れたり、時間によってはかなり混雑した状態でバスに乗らなければならないこともありますが、「まあ1年間だし」と思えば我慢が可能な範囲です。
吹田キャンパスから豊中キャンパスまでバスでシャトルバスで行くのにかかる時間は、20〜30分です。
道が渋滞していなければ20分くらいで到着すると思います。
吹田キャンパス周辺から豊中キャンパスまで、公共交通機関で行くことも可能ですが(そうしている人もいます)、一人暮らしは何かとお金がかかるので、無料のバスと聞くとやはり利用したくなりますよね。
「サークル活動を充実させたい〜豊中キャンパス周辺に住む」
大学生活において必要不可欠と言っても過言ではない「サークル」や「部活動」
それだけのために通学している・・と言っている人も中にはいます。
サークルや部活動は学校の授業が終わってから活動が始まるので終わる時間も必然的に遅くなります。
その時間になると、シャトルバスは利用できません。
ですので、吹田キャンパス周辺へ帰ろうと思うと、お金をかけて公共交通機関を利用する必要があります。
帰宅時間も遅くなってしまいますよね。
豊中キャンパスを中心に活動しているサークルや部活動に入りたいと思っている人は豊中キャンパス周辺に住むのもありだと思います。
授業が吹田キャンパスで行われるようになったら(2年生になったら)、シャトルバスで授業を受けに吹田キャンパスへ行って、授業が終わったらシャトルバスで豊中キャンパスに戻ってサークル(もしくは部活動)活動をして、帰宅する。
といった、生活サイクルにするといいと思います。
ほとんどの人がこの3つのスタイルのどれかだを選択しているようです。
自分が大学生活で何をメインに頑張っていきたいか、どこで楽をしたいか、などを考えて決めることをお勧めします。
どの場所に住んでもメリットデメリットはあります。
また、珍しいケースではありますが、違ったエリア(場所)に住んでいる学生の例も紹介させていただきます。
千里中央!!
千里中央は豊中キャンパスと吹田キャンパスのちょうど真ん中あたりに位置する場所です。
理由を聞くと、
「サークルが豊中キャンパスであるけど、2年生から授業は吹田キャンパスになるから、どっちのキャンパスからも近い場所にした」
と言っていました。
千里中央はベッドタウンして、地元では人気のエリアです。
何より、駅が広い!
駅にたくさんのお店が入っているので、生活用品もほとんど揃いますし、
食料品、ファッション、本、飲食店、薬局など様々な店があります。
駅としても、モノレールと地下鉄の乗り換え地点となっており、どちらも利用できることになるので出かける際も便利なのですよね。
しかし、千里中央に住んでいる人は、「正直、豊中キャンパスと吹田キャンパス、どちらも同じくらいの時間で行けるけど、どちらも少し遠い。
どっちかのキャンパスの近くに住んだ方が良かったなあ。」
との声が聞かれます。
住んでいる人が少数であることを考えても、デメリットが多いみたいです。
学生寮も!
大阪大学には学生寮もあります。男子寮が3施設、女子寮が2施設です。
(しかし、各1つずつは箕面キャンパスの移転によって平成33年3月に廃止予定です。)
学生寮はとにかく家賃が安いです。
4,300円/月、もしくは5,900円/月です。
こんな家賃のお部屋はどこを探してもありませんよね。
しかし、寮に住んでいる人に話を聞くと「きれいではない」ということが難点のようです。
古くからある建物なのでしょうがないかもしれませんが、毎日生活するところなので気になりますよね。
また、浴室、トイレ、洗濯室、調理場は共同設備です。
家賃の安さを考えれば、当然ですよね。
寮に住んでいる男性には遭遇しますが、今現在、寮に住んでいる女性にはあったことがありません。
(女子寮は箕面キャンパスの近くにしかないことも理由の一つだと思います。)
もちろん、メリットもありますよ!!
お金を勉強やサークル、遊びに回せるのは最大の魅力です。
大阪大学工学部の学生の住んでいるエリア(場所)については、このような感じです。
つたないレポートではありますが、今後進学する方々のご参考になれば幸いです。
ぜひ参考にしてみてください。
阪大工学部生【一人暮らし】人気エリアはどこ?を最後まで読んでいただきありがとうございました!